« メンデルスゾーン バイオリン協奏曲 by 高木凛々子 @藝大奏楽堂 (2018//6/14) | トップページ | バッハ 無伴奏バイオリンソナタ第1番 by 城戸かれん (2018/7/12) »

ファゴットトリオ・ザルツブルグ 2018 (2018/7/3)

このホールも久しぶりである。

本日は、初めて聴くファゴットトリオという形式。
ファゴットだけの音楽を聴くのも初めてである。

会場には、ファゴットケースを背負った人たちが続々と。

普段、それほど注目して聴いている楽器ではないし、音域も地味なので、音楽鑑賞というよりも、半分、自分の聴覚チェックみたいなことになる予感。

まずは、ファゴット三重奏。

聴いてみると予想通りで、バスラインの音域に、メロディーも内声もあるような音楽構造に耳が順応してくれない。
一番素直に耳に入るのは低音のバスラインで、後は、低過ぎる旋律音、みたいに感じる。

2曲目に、ゲストも加わって四重奏になると、聴覚は更に混乱して、個々のパートを分離して聴き取ることができない。
ファゴットは、もともと溶け込みやすい優しい音色だし、それが四本も集まると、お互いが溶け合ってしまう。

次は、二重奏なので、これくらいだと聴覚もついて行ける。
旋律も、ご存知「セビリア」だし。

ここで休憩時間。

さて、聴覚が追随できない理由を考えてみると、音域や音色もそうであるが、例えば、木管五重奏のような室内楽などで聴くファゴットの音の多くは、断続音であり、且つ、跳躍音である。
従って、ここで聴いているような流れるようなファゴットの音列については、聴覚の中に経験値が貯まっていないことは容易に想像できる。

すると、後半の二重奏では、耳馴染みのする動きが多用されていて、これだと耳が自然について行く。

更に、後半では、ファゴットの音域としては、最高域と思われる難技を駆使した演奏が出て来て、音域がぐっと広がるので、演奏する方は大変そうだが、聴いている感じは、ずっと楽になる。

最後に、打楽器奏者も入ってのピアソラが演奏されたが、聴いてみた感じだともう一味あっても良いかな。
と言っても、調味料としての参加なので、ファゴットより強い音の楽器が合わないので、例えば、バロック仕立てにしてギターを加えてみるとか。

2018年7月3日(火)19時 JTアートホールアフィニス
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の
ファゴット奏者たちによるファゴット・トリオ・ザルツブルク
黒木綾子(ファゴット) フィリップ・トゥッツァー(ファゴット)
リッカルド・テルツォ(ファゴット)
岡本正之  (賛助出演 ファゴット)
久一忠之 (賛助出演 打楽器)
モーツァルト  ディヴェルティメント第4番 変ロ長調 KV.Anh229(439b)ホーキンス編
バッハ       オルガン協奏曲 第2番 イ短調 BWV593 レヒトマン編
ロッシーニ   「セビリアの理髪師」より4つのアリア
モーツァルト  ファゴットとチェロのためのソナタ K.292
ハイドン     ディベルティメント ニ長調 Hob.ⅩⅠ-113 アンドレア編
ピアソラ     タンゴ組曲 ジャクソン編

« メンデルスゾーン バイオリン協奏曲 by 高木凛々子 @藝大奏楽堂 (2018//6/14) | トップページ | バッハ 無伴奏バイオリンソナタ第1番 by 城戸かれん (2018/7/12) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« メンデルスゾーン バイオリン協奏曲 by 高木凛々子 @藝大奏楽堂 (2018//6/14) | トップページ | バッハ 無伴奏バイオリンソナタ第1番 by 城戸かれん (2018/7/12) »